2010年5月13日木曜日

本「「分かりやすい表現」の技術」【10年019冊目】

先日、Zerobase社にていただいてきた本の1冊を読みました。

 この本、とーってもためになりました!!はっきり言って、読んだ人と読まなかった人で表現の方法は変わってくるくらいのインパクトがある1冊だと思いました。僕なりにこの本をからいいと思ったところを要約すると、こんな感じです。
■ 受け手にやさしく(フールプルーフ)
・受け手は受信した情報を自分の頭の中で整理している。だから、発信者が「受信しやすい形」にあらかじめ加工してあげることで、わかりやすい情報にすることができる。
・「受信しやすい形にする」とは、情報の構造を明らかにしてあげること。これがあると、親切。
・注意深くない人、専門知識のない人を想定した情報発信をすること(そうすると誰にでも届く)。
・文字数を短くすること。情報量が多すぎると、受け手の器に入らない場合もある。情報伝達の量や速度は、発信側でなく受信側が決めるもの。
■ 初心者目線も必要
・伝える情報についての専門知識はあればある程、それに越したことはない。
・ただ、初心者に伝わるかどうかは専門知識に加えて、「初心者の視点・発想で考えているかどうか」という観点も必要になる。専門家は「受け手はどこがわかりづらいか」という視点が欠けがち。
・テーマパークで楽しむためには、「全体図(鳥瞰図)と現在地」が必要。これと同じで、全体図と現在地の情報を一緒に渡して、常に把握できるようにさせてあげると伝わりやすい。
■ 選択肢の数を少なく
・「8つの中から1つ」と「4つの中から1つ」では後者の方が間違いなく情報は見つけやすい。伝わりやすさを考えるなら、構造化して選択肢をなるべく少なくすること。話も資料も内容よりも、構成で勝負が決まることを認識しておくこと。
・選択肢や、関係性を持つ文言の場合、文章内の文言の差異率を大きくすること。7文字中2文字しか違わない表現と、5文字中4文字が異なる表現では、後者の方が違いが伝わりやすい傾向がある。
・欲張りすぎても、結局相手にはよくわからなくなる。1枚の資料で表現できる量を考えて、しっかり取捨選択をすること。
 他の人が読んだら違う形にまとまると思うけれども、僕はこの本に記載されていることをよく噛み砕いて、自分の活動資料に活かそうと思いました。ごちゃごちゃしてて、「いろんなことをしてる感」は出てるけれど読まない人は読まない資料になっちゃってるもんで。。。^^;
 誰でも使えるノウハウが詰まってると思うんで、ぜひ興味のある方は読んでみてくださいな。この内容で840円は、安すぎる!

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