2010年9月9日木曜日

失敗に学ぶこと

・日露戦争に勝利してしまったが故に、総花式の論功行賞を行った為に、その戦争中の作戦の
 当否や価値判断(なぜそこにその兵力を出したか、出したことが良かったか悪かったか、
 悪かったとすればそれを誰がどういう思考基礎と意図もしくは心理でもってやったか、
 その悪しき影響はどこへどう響いたか)が行われなかった。
 これが、太平洋戦争で全く教訓が活かされずにむしろ神秘的な強さを持っていると
 国民に勘違いをさせてしまう主因となってしまった。

・自分のミスを認めること。だが、そこから学ぶこと。ミスを隠すのは、悪い状況から
 何をどう救えるかを学ぶプロセスが省略されることだ。

・どんなソリューションも急停止させる障害がある。問題や機会があなたの考えているように
 大きいものなら、どうして誰も事前にうまく対処できなかったのか?この先にあなたを阻む
 可能性があるものは何(あるいは誰)だろう?

・悪い兆候の見える問題の根本的な理由を探ろう。問題の結果ではなく、常に原因に
 対処しよう。「なぜ」かを問おう。

・原因追求の目的は、犯人を追いつめることではない。必要なだけの時間をかけて、
 「なぜ」そうなったのか、何が原因なのかを理解すること。「なぜ」と問うからには、
 相手が気持ちよく答えられ、有益な答えを引き出せる質問を発する責任がある。
 そうでなければ、根底にある原因に対処するソリューションは得られない。

・問題を逆手に取れる人は成功する。起きた出来事なんか関係ない。問題を抱えてない人なんていない。とにかく実践が勝負を分ける。できることはいくらでもある。まずは、1人でもできることから始めてみること。

・問題が問題と捉えられてしまうことが問題であって、問題は本来どう活かすかを考えるきっかけとなるもの。

・怒らない。怒るということは自分に準備ができていなかったということ。自分に怒ってることと一緒。

・うまくいかなかったとき、相手のせいにしてはいけない。「引き出してあげられなかった自分が悪かった。発信できなかった自分が悪かった。君のせいじゃない。」そう声をかけてもらえるだけで、どれだけ安心することか。

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