2010年9月9日木曜日

さらなる成長のために

誰もが今よりももっともっと成長していくために、一番必要なのは経験値だと思います。
なぜなら、「経験は学べない」から。

そして、仕事や生活それぞれの「質」は「量」に依存する(「量」は「質」を凌駕する)。
さらにその「量」は「こなした数」と「こなした種類」と「こなし方」の掛け算で積まれていく。
同じ人と、同じことを続けることは大事だけれど、その環境で自分が成長できるとこまでいってしまうと、「こなす数」だけ増えて「仕事の種類」が増えないので、結局のところ「量」としてはそれほど増えず、「質」が上がっていかない。

だから、経験の積み方としては、今までやってきたことは継続しながら(ここを止めても成長は止まってしまうので)、常にその中で未体験ゾーンを「新しい人と」「新しいことを」「今までできなかった期限で」「新しい方法で」といった軸で探して、手を出してみること。縦軸に深く掘り下げることと、横軸を広げることを同時にできるようなアクションを考えて、それに取り組むこと。それが、飛躍的に成長していくために必要なことかなと思います。

そしてそれには、仕事に追われている人たちの手助けを進んでするといい。毎日「誰かをフォローする時間」を作ってしまえば、新しい視点や新しい問題点が見えてくるようになる。自分の抱えている仕事に永遠に埋もれていなければ、他のチームメンバーの仕事を手伝う機会はたくさんある。

また、「自分がやります」というのも自信をつけるための魔法の言葉。この言葉の中に成長と(経験に裏打ちされた)自信の世界が広がっている。

さらにもうひとつ考え方を伝えるなら、達成した自分をイメージしてその役になりきること。「これを達成した自分はこうなっている」。例えば、営業という役をもらった俳優として、営業の仕事をすると、仕事に対してイメージとのギャップから1つ1つこだわりが出てくる。そのギャップも、自分のスキルをどんどん上げていくことになる。

最後に、新たな経験を望まなくなるとどうなるか。一言で言えば、退屈してくる。
退屈とは「学んで成長するのをやめました」というサイン。常に学習する者が勝機をつかむ。学習を終えた者は、自分がもはや存在しない世界を相手にしていることに取り返しがつかなくなってから気づくことになる。だから、周りの人がそんなサインを出していれば新しいことに取り組ませてみるべきだし、自分もそんな観点で自分の今の取り組みを定期的にチェックしておくこと。

0 件のコメント:

コメントを投稿