2010年12月30日木曜日

本「戦略を超える理念経営」【10年34冊目】

著者 : 青木仁志
アチーブメント出版
発売日 : 2008-09-05
僕は恥ずかしながら、この会社のことを最初は知りませんでした。^^;
でも、今年の夏頃、友人づてに僕に興味を持ってくれた社員の人が連絡をくれて実際に会って話してみるとその向上心とか、自己啓発にまつわる(自社のこと以外の)知識の量なんかは頑張って勉強してないと持てないようなレベルで、その姿勢や考え方は大いに刺激になった。
で、興味があって知り合いに借りてこの本を読んでみました。

感想は…まずこの本は、少し準備をしてから読まないと読めない本だなと思いました。
言っていることは正しいしよくまとまっているんだけど、アンサーファーストというか、基本的に結論やポイントになる部分しか書かれていないので「何故そういう考えに至ったのか」を自分の実体験で補いながら「あるある」「そっかこう考えれば良かったのか」って思える人でないと、読んでてよくわからない印象を持ちかねないと思いました。
そして、割と上から目線なのも気になったかも。。

社会人経験がない人、あってもあんまり改善についての意識がない人が読んでも読み切る前に放棄しちゃうと思うし、他の企業と少し違うので逆に違和感を与えかねない本だと思います。
そして、割と自分に自信のある人も読んでく中で嫌悪感を覚えるんじゃないかなと思いました。
なんとなく、極端に嫌う人がいる理由も頷けた。^^;

でも、書いてある内容については、著者本人の思いがすごく伝わってきました。
企業に対する愛とか、従業員に対しての感謝。そして、自社だけでなく、社会全体に対して貢献していきたいと本気で考えていること。

僕自身は割と「結果も大事だけど、プロセスを楽しめることも大事にしたい」「理論で人の心は動かない」と考えてる方なので書かれている内容に完全な迎合はできなかったけど、参考になるポイントはいくつもありました。

・人づくりとは、自分よりも優秀な人をつくること。
・「やりたいこと」「やるべきこと」「できること」の3つの輪を交差させ、輪が重なり合う中心部分を拡張させていくこと。(やることを変えるのではなく、増やして領域を重ねていくこと)
・辛いこと、厳しいこと、嫌なことを克服しなければ、人間は成長しない。一番嫌なことをやれば、見違える人間になれる。

その通りだ。嫌なことから逃げるんじゃなく、克服しなきゃだ。

向上心旺盛な人、割と強く言われるのは好きな人は好きな本だと思います。
興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいな。

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