2011年1月25日火曜日

映画「幸せの1ページ」【11年19作目】

 小説家の物語にしては、ところどころはしょり過ぎてストーリーはよくわかりませんでした。ただ、小説家が周りにいないこともあって、本を読んで想像してる小説家像と実際はかけ離れてるのかもしれないなとも思いました。
 実際、小説ってどうやって生まれてるんだろう?
 そんなに簡単に書きあげられるものでもないだろうし、インスピレーションみたいなものが必要ならスケジュールなんて組めるはずもない。まず、どうすれば出版社に「小説書きませんか?」って言ってもらえるのかもわからない。何を評価してどこから話が来るんだろ。いや、 最初は自分で売り込むのかな。
 小説家の人だって、パソコンと一日中にらめっこしてるわけじゃないとは思う。生活の中で感じたことを表現するのに、絵やダンスよりも文章の方がやりやすいから文章で書いてる。どんな仕事をしている人も、その人のこれまでの経験をなんらかの形で活かした仕事をしてるはず。手段の違い、それだけなのかもしれない。でも、どんな生活してんだろ。どんな瞬間にひらめくことが多いんだろ。疑問は尽きません。。
 世の中にはいろんな職業の人がいて、職業では括れないそれぞれの生活があって、その生活でしか見えてこないもの、感じられないことがあって。それを他の人は垣間見ることはできるかもしれないけれど、全てを見たり感じたりすることはできない。でも、そんなオリジナルの経験を共有してもらえるだけでも、人生の幅は随分違ってくるように思います。
 知らない方がいいこともあると思うけど、知らないことは失うこと。どこにいても、何をしてても、誰といても得られることはたくさんある。そこでしかできないことも探せばいくらでもあるんだろう。もっとそういうところに気づける人になっていきたいなと思いました。

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