2011年8月12日金曜日

八王子市の話

■概要

▼多摩地域最大
  • 八王子市は、多摩地域で一番人口が多い自治体で、約55万人が暮らす多摩地域の中核都市。
  • 八王子ラーメン
  • 夕やけ小やけふれあいの里、童謡『夕焼小焼』のモデルとして知られる上恩方町にある
  • 懐かしい里山風景に囲まれて、川遊び、釣り、キャンプなど様々な体験ができるレクリエーション施設。
  • 忌野清志郎さんが、高尾霊園(高乗寺)に眠っている。
▼史跡
  • 八王子城跡
  • 平将門の遺体は、それぞれゆかりの深い各地に分けて葬られているということだが、わかっているのは、「神田明神の首」「湯島鳥越明神の胴」それから、「恩方力石のまさかさまの男根」と、この3つである。あとの手や足も、どこかに祀られているものと思われる。
  • 浅川地下壕(見学会あり)
▼養蚕業と絹の道
  • 養蚕が盛んな八王子市では、江戸時代に絹織物業が発展していました。
  • 1859年の横浜開港により、八王子宿に集荷された生糸を輸出品として横浜に運ぶために八王子から横浜を結ぶ浜街道が利用され、のちに絹の道と名付けられました。とくに町田市街地の駅周辺に老舗乾物屋さんが多いのは、この街道が生み出した文化のひとつといわれています。
  • 絹の道資料館もあります。
  • 八王子から横浜に通じるシルクロード(絹の道)という繭や生糸を輸送する街道があって、蚕には縁の深い地帯である。
▼八王子千人同心
  • 1590年江戸入りした徳川家康は、多摩を江戸防衛の地として重要視し、なかでも八王子は甲州口の警備のために体制を整えます。1600年には有力農民などを集め、「八王子千人同心」という甲州の国境警備や治安維持、後に日光火の番に当たった半士半農の武士集団を組織しました。その名の通り総勢1000人で、10組に分かれ各組は1人の千人頭の下に、組頭10人と平同心90人によって構成され、本拠地だった八王子市千人町には千人頭や同心の屋敷が建ち並んでいました。
  • 彼らが篤く信仰した寺院や日光東照宮を戦火から守った千人頭・石坂弥次右衛門の墓などを巡るツアーの備忘録。
    ・モデルコース 西八王子駅→馬場横丁→宗格院・石見土手→興岳寺→千人同心屋敷跡記念碑→追分道標→信松院(武田信玄の四女、松姫が開基。松姫坐像、木製軍船ひな形)→真覚寺→高宰神社→旧甲州街道→西八王子駅
▼オリンパスホール八王子
  • JR八王子駅南口に直結している地上41階建ての複合施設サザンスカイタワー八王子の4階に、多摩地域で最大の座席数2021席を備えた新八王子市民会館「オリンパスホール八王子」がオープン。オリンパス(株)がネーミングライツスポンサーになっています。
▼全関東八王子夢街道駅伝競走大会
▼いちょう祭り
  • いちょうは八王子のシンボルツリーでもあります。市内追分町から高尾駅入口付近までを会場にした市民手作りのお祭りで、毎年様々なイベントが開催されています。
▼高尾駅
  • 高尾駅の駅舎は社寺風建築で、駅舎正面の屋根の張り出した部分は車寄せであった。
  • 高尾駅下り線の煉瓦アーチ橋。南浅川から取水した用水路に架かる。
▼高尾山(599m)
  • 正式名称は高尾山役王院有喜寺。山岳宗教者、いわゆる山伏によって開山されたのが奈良朝の時代。山岳宗教開祖の人と言われる役行者(えんのぎょうじゃ)が祭られた由緒正しき寺院。
  • 都心から約50km、日本最高の登山者数を誇る高尾山。
  • ミシュランで「大都市近郊にもかかわらず豊かな自然にあふれている」と3つ星の観光地に選ばれた高尾山の薬王院。天平16年(744年)に聖武天皇の勅命により開山されたと伝えられ、毎年、多くの初詣の参拝客でにぎわいます。
  • 天然林が広がっていて、北側斜面には冷温帯の林(イヌブナなど)、南側斜面には暖温帯の林(カシなど)、それぞれの気候帯の境となっているため多彩な花々や動物・昆虫などを見ることができます。
  • 昆虫は5000種いるといわれ、中でも美しいアサギマダラ(渡り蝶、アジア各地に生息)と鳴く虫の帝王といわれるカンタン(アジア各地に生息)は高尾山の代表。1300種を超える植物からも目が離せません。
  • 高尾山薬王院に祀られており、JR高尾駅のホームにも石像に備えられた天狗は除災開運、災厄消除、招福万来など、衆生救済の利益を施す力を持ち、古来より神通力をもつとされています。
  • 高尾山にも多くの天狗伝説が残っているそうです。
  • なにげに東海自然歩道の起点と関東ふれあいの道の起終点。
  • オリエンテーリングは北欧での軍事訓練から発達したといわれ、日本では1966年(昭和41年)6月26日に、東京・高尾山で初めて行われた。
  • 冬至(12/21前後)の数日は、高尾山でダイヤモンド富士が見れる。
  • 裏高尾1月中旬?下旬にかけてシモバシラが見れる。
    ※いきなり一丁平方面に登ること。遠回りの道にはシモバシラはない。
  • 真言宗関東三山:金剛山金乗院平間寺(川崎大師)、高尾山薬王院、成田山新勝寺。
  • 高尾山ハイキング帰りの温泉となると、アクセスは駅直結というわけにはいきませんが「高尾の湯」があります。京王高尾山口駅前から無料バスが出ているので、ぜひご利用くださいな。
▼学園都市
  • 多摩地域の中でも八王子市は、23の大学が集積している学園都市です。 
  • 八王子市と日野市境の多摩モノレールの駅には「明星大学・中央大学駅」と「大塚・帝京大学駅」があります。
  • 首都大学東京は2005年に石原都知事主導の下、東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学を統合してできました。キャンパスは八王子市の南大沢や日野市にあります。
▼八王子観光大使
  • 八王子の観光大使には北島三郎さん、西川古柳さん、羽生善弘さんが任命されており、今年、八王子出身の3人組「ファンキーモンキーベイビーズ」が任命されました。
▼夕焼け小焼け
  • 童謡「夕焼け小焼け」の作詞者として知られる中村雨紅は今の上恩方町に生まれました。戸籍上の誕生日は1897(明治30)年2月6日だが、実際は1月7日でした。山奥の冬は厳しく生まれた時、逆さにして振り蘇生させたという話もあり、無事に育つか分からなかったので1ヶ月ほど様子を見て、届け出たと言われています。
  • この歌は学生時代、駅から家まで歩いて帰る体験がもとになったといわれています。
  • 八王子市内にも子供の帰宅を促すため、夕方放送されています。
▼日野オートプラザ
  • 八王子市みなみ野にある「日野オートプラザ」は96年にオープンした日野自動車の博物館だ。
  • 50年前のボンネット型トラックや、日野ルノー、コンテッサ―。往年の車が並ぶ。その中でひときわ目を引くのが軍用自動貨車「TGE-A型」。
  • 前進の東京瓦斯電気工業が戦前に造った国産トラックの草分けである。
▼多摩動物公園
  • 「当時の多摩動物公園はまさに山の中にありました」と振り返る。京王動物園線はまだ開通していなかった。動物舎も「アジア園」だけ。それでも5月5日の開園日はものすごい人出だった。約2キロ離れた京王線の高幡不動駅から長い列が続いていたのを覚えている。
  • いずれもオスのコアラ2匹は「タムタム」と「トムトム」と名付けられた。「多摩の夢」「東京都の夢」という意味が込められていた。
▼多摩森林科学園
  • 日本中の桜が集まっているため、2月の下旬から5月頃までずっと桜を見ることができる場所。半日くらいのんびり歩きながら話をしたりって過ごし方がとっても気持ちいい場所です。
  • 多摩の動物や昆虫の標本があったり、木々の話があったり、そういった展示も参考になりますね。
  • 森林講座でも毎回興味深い話がテーマとなって開催されているので、森林に興味のある方はぜひ参加してみてくださいな。

■八王子市の酒蔵について

▼桑の都(クワノミヤコ):小澤酒造場
▼月丸(ツキマル):西岡酒造株式会社
  • 2003年福井県の河村酒造(株)と合併、西岡河村酒造(株)として〝福井の地酒〟となる
▼日出山(ヒノデヤマ):有限会社中島酒造場
  • 2012年6月30日製造、販売終了

■八王子市の企業について

田倉繃帯工業

  • こだわったのが自社による一貫生産だ。撚った特殊な糸を作るところから始めて、生地として織り、その後も、裁断して縫製、パッケージに入れるところまで自社工場で行った。
  • 他のメーカーは、糸、生地、その後の縫製で分業化が進む中で、製造の主導権を失い、海外とのコスト競争に敗れていった。高い技術を持ちながらも、分断された製造体制の中では、それを製品の付加価値として形作ることができなかったのだ。

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