2012年10月24日水曜日

奥多摩トレックリング#14イベントレポート!

さてさて、秋晴れが続く10月の週末ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
僕は先週末もまた奥多摩トレックリングを開催してきました。

今回で14回目、もう14回か。続けてみるもんですね~。
最近は僕の友人だけでなく、リピータとして参加してくれる人や参加者の「楽しかった~」って噂を聞いて興味を持ってくれる人なんかもいて、嬉しい限りです。^^
ありがとうございます。

そんなこんなで今回は抜群の晴れ模様!
まったく雨の心配のない晴天に恵まれて、奥多摩に集合しました。
よっしゃー走るぞ~!!

今回の参加者は8名。久々にちょっと大所帯です。
天下の公道を使っての遊びなのでコントロールできない人数にならないように、とはいえ1人でも多くの人に楽しんで欲しいっていう思いもあり、みんなでのんびりペースで楽しんできました。

お店はいつもの奥多摩駅徒歩1分の「trekkling」。
自転車を事前に予約しといたおかげで、お店の裏手に個別に確保しといてもらえた自転車から「今日の1台」をそれぞれ選んでもらって、簡単に自転車走行の注意点を教えてもらいます。
今回は自転車乗るの何年振りって人もいたので、しっかりと説明してくれてます。

自転車講習・入門編
行ってきまーす!
そんなこんなで準備も整ったところで、今日も出発!
今日は奥多摩デビューのメンバーも多かったので、奥多摩メジャーどころの紹介を織り交ぜた「癒しの裏道」コースをメインに走ることにしました。

trekkling店長オススメ・癒しの裏道コースはこちら

最初の目的地は毎度おなじみとなった橋からの景色が素晴らしい「アースガーデン」。
まずは腹ごしらえです。

今日も来ました。
ここで自己紹介なんかをしつつ、ご飯を食べる。
今日は僕はマコモダケのきのこのドリアを食べました。これも匂いからおいしかったです。^^

季節限定のきのこのドリア!
そしてお食事後はちょっとのんびり、景色を楽しんでました。
先を急ぐ旅でもないし、満喫しながらいきませぅ。^^

アースガーデンにかかる橋。

空の青さと森の緑がまぶしい!

みんなで1枚。
そしてお次は白丸ダムへ。
ここもマンガみたいな地下への階段とか奥多摩ならではの渓谷をうまく使った魚道とか見て欲しいポイントだったりします。

腰が引けてます。w

地上から降りてきました~。

ダムの水がきれいなエメラルド。
そしてお次は奥多摩の川辺に降りれる「寸庭橋」へ。
白丸ダムからこの寸庭橋までの下り坂は、気持ちいいことこの上ないです。^^

一気に川辺まで降りてきました。
夏に来たときと比べると、もうかなりひんやりしていて日かげに薄着ではいられない感じ。
ただ、誰もいない川辺ってのは開放感ありますね。
そしてここで、奥多摩の山をよく歩いてるメンバーがお手持ち器材でお手軽BBQをしてくれました。^^
ホッとドリンク、お肉にきのこにやっぱり屋外でみんなでのんびりするのは楽しいですな~☆

きよみちゃんどうもありがとう!

石で囲んで火を使って、、
お手軽BBQ☆
焼けるのを待つ間に、この奥多摩トレックリングでは恒例の読了本交換会も。
みんなが読み終わった1冊を持ち寄って、本の紹介をしていきます。

意外な一面が見えたり。 
合間に焼き立てのお肉を食べたり。
そして集まった読了本。
最後にみんなでじゃんけんして、読みたい本を取っていく。
何度かやってる中で、前回参加したときに持って帰った本が読み終えられてまた別の人に渡ったりしてってます。耳をすませば作戦、順調に展開されてってます。にっひっひ。

そしていろんな仕事をしてる人がいるなぁと感じるのもこういうタイミングだったりしますね。紹介した著者の別の一面を教えてもらえたり、実はその人と仕事してる人がいたり。

僕は今回この3冊を持って行きました。


三鷹にあったラーメン屋「江ぐち」のことだけを綴ったラーメン本。いろんなお店を食べ比べたり紹介している本はいくらでもあるけれど、1店だけで1冊の本を書くってのは普通はなかなかできることじゃないと思う。でも逆にいつも通ってるお店のことなら、いくらでも書けるってこともあるなと思わせてくれた一冊でもあります。残念ながら2年前に閉店してしまっていて、食べに行くことができないタイミングになってしまったのですが、そんな風に愛された店が三鷹にあったんだなぁと思った一冊でした。

ジブリの宮崎さんのロングインタビュー。インタビュアーはROCK IN JAPANの渋谷さん。そんな僕にとっての夢の組み合わせでナウシカ、紅の豚、トトロ、もののけ姫、千と千尋を語り尽くした一冊。数ページで収まる雑誌のインタビューなんかと違って、深くて濃い~ところまでいってます。そして渋谷さんらしくわかりにくい例えとか強引な話の持っていき方をひょうひょうとかわす宮崎さん、字面だけを追えばかみ合ってないなと思うところもあったけど、2人は楽しんでたろうなと思えたインタビューを読ませてもらいました。自分だけで語ってたら表現しきれないことをインタビュー形式であれば表現できる、そういうことってあるなぁっていう点でも参考になった一冊でした。ジブリ作品をもっかい見返したくなりました。

東野作品の読了2作目。これも、あっという間に引き込まれてどんどんページをめくってった作品でした。「東野さんのことだから、どうせ思った通りにはならないんだろう」と思いつつも常に展開を予想しながら読むんだけど、やっぱり予想は裏切られました。^^;
日本橋の麒麟の像近辺はよく自転車で通ってたので、舞台設定が鮮明に頭に思い描けて、自分もそこにいるような感覚で読めたことも楽しかったです。そして、違和感を感じたら納得するまで捜査を続ける加賀さんの姿勢を「プロだな」と感じました。ぜひ、日本橋の麒麟の像を見てから読んで欲しい一冊です。

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そして読了本交換を終えて、寸庭橋を後にした一行は一路青梅の赤塚不二夫会館を目指します。
今回はマンガナイトのメンバーが多かったので、やっぱり最後はここでしょう。^^
こちらは急坂の一つでの一枚。ガンバレガンバレ~。

 

そして無事に(実はギリギリ)赤塚不二夫会館にたどりついて、バカボンの世界に入ってみます。

イヤミとシェー!!
しっかり勉強してね。w
と、そんな感じで満喫した一日も、17時近くになるともう暗くなってきてますね。
ということで最後は河辺の自転車コーキ屋さんに自転車を返却。

おつかれさまでした~!
そして、疲れた体を「梅の湯」で癒して、「ビストロ今」で打ち上げて帰りました~!

いやぁ楽しかった~!
今回もみなさんおつかれさまでした~。
毎度のことながら楽しい一日になりますた。^^
どうもありがとうございました!またぜひ遊びに来てください~☆

<今回のコース>


◆参加者アンケートより抜粋◆

―参加してよかったこと、満足できた点を教えてください

「自転車でしか味わえない楽しさがある。」

「自然を感じてリフレッシュできた。自転車でスピードだせて気持ち良かった。」

「景色と空気と青空が心地よかった。よい運動になった。普段会えない方々と話せた。お昼のランチのお店が特においしくて素敵でした。」

「普段使わない心と身体の部分を動かす事の大切さ、それによって普段の生活が活性化する事を実感しました!」

「赤塚不二夫会館へ行けたこと!ありがとう!あと、川原のプチバーベキューも最高でした!」

「先導がどきどきしつつおもしろかったです。」

◆◆

2012年10月21日日曜日

映画「日輪の遺産」

著者 :
角川書店
発売日 : 2012-01-19
浅田次郎の小説「日輪の遺産」の映画版。歴史上で舞台になった(と思われる)場所に先日行ったときの感じを思い出しながら見てました。やっぱり、その場所の雰囲気を知りながら見る映画って雰囲気が違いますね。
そして、見ながら思ったことは僕は先生と呼んでもらえるような人にはなれないだろうなってことがまず一つ。生き方、考え方、接し方、どれをとっても尊敬できると思える人かどうかってとこを考えさせられました。同時に、今教師だ政治家だって人たちが果たしてそういう人なんだろうか、とも思ってしまったかも。
それと、僕たちの時代だってこの先不透明だけれど、神風を違う形で起こすようなことはできるんじゃないか、と思いました。相手を攻撃するわけではなく、日本で生まれた何かに世界中の人が「かっこいいね!」「そういうの最高!」って言ってくれる状況を自分たちの手で作るんだ、それこそが、日本人としての自分の受け取った遺産なのかなと思いました。
頑張るぞ~。

2012年10月16日火曜日

奥多摩アウトドア読書に行ってきた

先週末、重さの抜けきらない体でまたも奥多摩行ってきました。
こっちにいても調子が上がらなくても、奥多摩の方に行くと自然と元気になることってある。

奥多摩で過ごして戻ってくると大自然から力をもらって帰ってくる感じが僕の中にあって、調子がよくても悪くても、奥多摩なら調子悪くても行ってみてもいいかな~、とか思ってきてます。
奥多摩に行かないと元気にならない病です。笑

今日は、鳩ノ巣にある奥多摩ISまちライブラリーにて「奥多摩アウトドア読書withパンとチーズとシチューとワインの会」とのこと。

奥多摩も読書も好きな自分にとってはのんびりできそうなイベントでした。
そして、そういうのんびりするのが好きそうな人が集まるんだろうなと、どんな人とお話できるだろうかと思って一路鳩ノ巣に行ってみます。

秋晴れですなー。

早くから到着している人、奥多摩の遠さに少し遅れてくる人それぞれでしたが集まってきて、最初は「山チーム」「川チーム」の二手に分かれて読書ポイントに移動しました。

僕は、自転車だとなかなか登らない、山の方のポイントに行ってみました。
最初は、鳩ノ巣の熊野神社へ。ここには昔お祭りや村の人たちの集まる場所だったと思わせる演台が放置されてました。石垣も、そんな演台が見やすいように並べてあると思わせる作り。

何百年と地域をつなげてきた演台。

そしてもう一つ、5月のGWに奥多摩トレックリング#4でも訪ねた「桃源郷」と呼ばれているスポットにも寄り道してみました。ここは草ぼうぼうで、ちょっと人気がなくなってしまってたなぁ。^^;

せせらぎが気持ちいい桃源郷。

そして熊野神社の方がのんびりできるかなってとこで戻ってきて、思い思いにお気に入りの場所を見つけて、最初にもらったおにぎりを食べた後に読書タイム開始です。
みんなで来てるのに、バラっバラになって1人読書。

うろこ雲の下で青空読書。

マンガナイトだとブースごとに一斉にって感じになるけど、こういうイベントも新鮮かもしれない。
なにより、スペースなんか外に出ればいくらでもある。それはみんな知ってるのに、狭いスペースを有効にって考え方を全くくつがえすのが新しかったです。

暑ければ日かげに自分が移動すればいいし、風の吹くとこを探せばいい。
姿勢も寝ながらだったり座ってだったり、好きなスタイルで読めばいい。
僕は日頃の運動不足もあったので、柔軟しながら読んだりしてました。家でもそんな感じだけど。

そして1時間~2時間くらいしてずっと読んでるのにも飽きた頃、まちライブラリーに戻ってきました。そうすると、もういい匂いが途中から漂ってきて食欲をそそるそそる。

しばらくして川チームも帰ってきて、みんなで持ち寄ったワインやシャンパンでお待ちかねの乾杯。生春巻きやチーズにパンも出てきて、なんともオシャレなアウトドアです。

ワインとチーズを山の中で。
そして今日参加したみなさんと交流をしながら、上機嫌に。うーん、こんなんがいいっすね。^^

途中から、地元の鳩ノ巣で民宿「山鳩山荘」と喫茶店「山鳩」をやっている原島さんがお店を抜けて駆けつけてくれて、鳩ノ巣のこれまでの話なんかを聞かせてもらいました。

鳩ノ巣今昔。
東京から出かけられる距離でも、本当にのんびりできる場所がある。
そしてそれが一時的なものでなく、継続的に、地域の人たちの協力も得ながら一緒に暮らしていける取り組みになっている。

そんな取り組みをつなぐきっかけは、おいしい食べ物であったり、共通の趣味であったりでいいんだと思います。そんなものがとっても大きな役割を担うんじゃないかなと思います。でも一番大事なのはお互いがお互いに興味を持って一緒に楽しもうと思うことなのかな~とも感じました。

まだまだ僕も鳩ノ巣はこれから関わりができてくるといいなと思う場所です。
また訪れてのんびりしたいと思います。

今回スタッフとして迎えてくださったみなさん、地元に歓迎してくれたみなさん、参加者のみなさん、あっという間の楽しい時間をありがとうございました。^^

またお会いできることを楽しみにしています☆

2012年10月13日土曜日

たまりば5周年ランチパーティー☆

先日、多摩が好きな人たちが集うブログサービス「たまりば」の5周年記念イベントが八王子の磯沼ミルクファームで開催されていたので、興味本位で参加してきました。^^

東京にも牧場があったんですね~。
朝から自転車を畳んで中央線に乗りこんで、八王子で駅を降りる。
ちょっと前に戦車道路を見に行った帰りに近くを横切ったんだよな~とか思いつつ、一路自転車で磯沼ミルクファームへ向かいます。

牧場なんていつ振りだろぉ。

この磯沼ミルクファームは「世界で一番小さなヨーグルト工房」とも言われている牧場だそうです。
新鮮な牛乳が飲めるかな。楽しみだな。

と、自転車をこいで八王子から20分ちょいかな、牧場に到着すると既に何人か見えていたので、簡単に受け付けを済まして雑談タイム。
今回は、たまりば×三多摩エンジョイクラブでの企画ということで、どちらもあまり縁がなかった自分としては興味津々で話を聞いていました。

多摩を1人でまわって楽しむのも楽しいけど、やっぱり同じように楽しんでる人がいるなら一緒に楽しむのもありだよなぁと思います。
まだまだ自分1人じゃ知らないところだらけだし、知ってる人とまわると全然見えてくる景色って違ってきたりするし。そういう意味では、今日は磯沼牧場も楽しみだったけど、どんな人たちと出会えるのかなってのも楽しみにしてました。明るくって話しやすそうな人たちばっかりで一安心。^^

そうこうするうちに、イベント参加者が揃ったところで今日の流れの説明を牧場主(カウボーイ)の磯沼さんにしていただいて、ランチの準備開始。まずは会場作りと、ビーフシチューの仕込みです。

牧場の広場にテーブルと椅子を並べて。。

磯沼牧場特製「ゴロッとギュウッとビーフシチュー」

野菜とビーフシチューが入ったばかり。具だくさん~。
この磯沼ミルクファームでは、牧場に親しんでもらおうと乳搾りをはじめ多くの体験教室を行っているということで、テーブルやイス、それに外で使えるキッチン台なんかもあってイベント開催はお手のもののようでした。
牧場主の磯沼さんも気さくに話しかけてくれて、食材や牧場のこと、自然と出てくるいろんな質問にもどんどんわかりやすく答えてくれるので一緒に料理してて楽しかったですね。
普段、小さい子たちにも、もちろん牧場の牛さんたちにもこうやって心を込めて接してきてるんだろうなぁ、とその人柄が垣間見えて嬉しくなりました。
まぁ僕は、料理といってもこのビーフシチューの大鍋をグルグルとかき回してただけでしたけど。笑

そして下準備が一段落したところで、お次はお茶摘み体験にお出かけです。

2番茶らしいです。葉っぱがやわらかかった~。

ミントもゲット。あまーい香りが漂ってます。
牧場の片隅に、お茶の畑があってそこで摘んだ新鮮なお茶っぱで今日はランチを食べましょう、ということで。。いやぁ、なんて贅沢なランチだろ。お茶摘みは初めてだったけど、若い葉っぱが本当に柔らかくて、「摘むって言ってもどこ摘んだらいいかわかんないな~。」と始め思ってた僕でもすぐに、感覚的にわかりました。
考えるよりやってみる方が早いことって、結構ありますね。

それにしても、本当にいい天気です。
こういう天気で牧場にいるってのは、なんだか幸せですね。

みんなでワイワイ。
さらに、一段落ついたとこで磯沼ミルクファーム特製の牛乳が出てきました。

 

牧場で飲む、朝一番の搾りたてのミルク。
これがキンキンに冷やしてあって、最高においしかった~。

そしてそして、ビーフシチューともう一品はパニーニです。
牧場特製のチーズをふんだんに使ってのパニーニもこれまたおいしそう。

 

出来た―!
そしてランチではたまりばや三多摩エンジョイクラブの紹介、それと今回の磯沼ミルクファームでの食材のお話なんかも聞かせてもらいながら、参加者全員の自己紹介。
今回はたまりばと三多摩エンジョイクラブの関係者が多く、どちらも一度も参加したことがなかったのは僕くらいでしたが、だからこそ逆にみなさんの週末の過ごし方だとか多摩のおもしろスポットやイベント情報、またこれまでの活動の様子なんかの全てが新鮮で、楽しいひと時でした。^^

ビーフシチューもお肉がめっちゃとけていて、こんなに盛りだくさんのビーフシチューって食べたことなかったですね。

そしてお昼を終えて、今度は牧場体験ツアーへと移ります。
まずは乳搾り!

人が搾りやすいように高さが調節されてました。 
絞ったお乳はあったかかった!
乳搾りっていつ振りだろう。
もはや記憶にないくらいでしたが、絞ってあげるとすごい勢いでミルクが出てきました。
ちゃんとできてよかった~、出てきたミルクはほっぺや手にこすりつけて、なんとなくスベスベになった感じ。

この乳搾りですが、母牛にとっては生命線ともいえる作業で、人によって乳を搾ってもらわないと牛の方は病気になってしまうんだそうです。だから健康を管理する上で、牛にとって人はいなくてはならない大切な存在になるんですって。
そして牛乳をはじめとした乳製品は人が健康に生きていく上でも欠かせない食糧になっている。
お互いがお互いを必要としている関係なんですね~。

そして、乳搾りのあとは牛舎の説明や高台の牧場へと移動します。
まずは子牛の牛舎へ。

生後1カ月。
この磯沼ミルクファームでは周囲の民家への配慮として牛の寝どこや歩くところに約1000kgコーヒー・ココアの粉を混ぜ込んでいて、そうすると堆肥も40%程度コーヒー・ココアが混ざったものになるそうです。そうすることで、クレームになりやすい牛の臭いが相殺され、牛も綺麗に育つようになる、とのこと。小さい頃からコーヒーの臭いに慣れているので牛も不自然に思わないんでしょうね。

そしてこの堆肥は、堆肥熱が80℃くらいまで上がるので雑草がほとんど生えないそうな。それは好都合ということで、近くの高校や地元に完熟堆肥として循環しているんだそうです。
無駄の少ない流れができているんですね。うーん、考えられているんだなぁ。

すごい食欲でした。
そして2才くらいの牛は少し大きな牛舎に入って過ごしてました。
この牛たちもすごい食欲で、そんな勢いで食べて大丈夫?と思うくらい丸呑みの勢いで食べていたのですが、、磯沼さんの解説によると、牛って一度最初の胃に入れた草を口の中に戻しながら、少しずつ草を細かくして食べてるそうですね。だから最初は丸呑みでも大丈夫なんだそうな。
そして、草ばっかり食べてるのかと思いきや、動物性のタンパク質は最初の胃の中に飼っていて、増えてくると次の胃に入ってそこで消化される、とのこと。しっかり動物性のタンパク質も体内で育て、消化しているから草ばっかり食べてるってわけじゃないそうです。全然知らなかったなぁ~。

牛とお散歩。
そして、そんな牛たちは3年目になると放牧されるそうです。
年齢にあった育て方っていうのがやっぱりいろいろあるんですよね~。
ちなみに東京には54軒の牛農家があって、そのうち八王子には4分の1にあたる14軒の農家がある、とのことでした。へぇ~、全然知らなかったけど東京にも結構あるんですね。

そして、最後はおやつの紹介タイムへ。

今、多摩ではおみやげプロジェクトというのが進んでいて、多摩に埋もれてしまった名産・名品をコレクションしていっているそうですが、その中で一つ、天狗の鼻 棒かりんとうというものがあります。

高尾山で割と売れていて、去年は一番売れたおみやげだったそうなので食べたことある人もいるかもしれませんね。

その棒かりんとうにいろんな味をつけたものを今度売り出していこうとしているそうで、今日は特別にその試作品をいただくことができちゃいました。
出てきたのは、「ゆず味」と「しょうがはちみつ味」の棒かりんとう。

しょうがはちみつ味の棒かりんとう。
これがまた、おいしかったです。
僕はどっちかっていうとしょうがはちみつの方が好きな感じでした。
もし高尾山やどこかで見かけたら、試してみてくださいね~。
小腹が空いたときにもいいかも。おいしいです。

そんなこんなで今日のランチパーティーは終了!
たまりばのみなさん、三多摩エンジョイクラブのみなさん、そして磯沼さん、ありがとうございました!

そして僕は、磯沼ミルクファームからの自転車での帰り道にあった新撰組のふるさと歴史館にも寄ってみました。

たのもー。
ここもたまたま寄ってみたかったので立ち寄ってみたかったのですが、話好きな係員の方に声をかけてもらったので新撰組の話から千人同心の話、また天然理心流の系図の話といろいろと話を伺ってきました。

元々は日野にいた人たちが江戸に駆り出され、人が足りずに武田と北条の残党がこの地域に住みついたこと、その後千人同心として組織されるものの武士としては最下層の扱いで10俵1人扶持という生活もままならない暮らし振りだったこと、近藤勇の近藤家は天然理心流としては主流の派閥ではなく脇の一派の一つだったこと、元々四術(剣術、棒術、柔術、気合術)とされていたが気合術は口伝されずに近藤勇の親の代から三術の相伝となったこと、天然理心流は1撃必殺、最初の1撃でなぎ倒すために木刀よりも太い棒で最初の稽古を積んでいたこと、、、。

親類に千人同心がいたり、天然理心流の道場に自身が通っていたこともあったそうで、話したくってたまらないっていう感じのおじいちゃんで、気づくと閉館時間になっていました。
うーん、本で読むよりやっぱ生で聞いた方がいいですね。いや、少し読んで知ってたから相槌も打てたし、「こういう見方もあったみたいですよ」っていうことが言えたりできたのか。

まぁなんにせよ、とても勉強になったひと時でした。

うーん、多摩もまだまだ訪ねてないとこばっかりだけど、巡れば巡るほどにおもしろいですね。


★イベント参加者のレポート集